How to Build Confidence and Achieve Challenges 〜挑戦する思考〜

4月9日(日)開催 「Women Tech Terrace 2023」にて基調講演を務めさせていただきました。このブログではセッションで話した内容を中心に紹介しきれなかったことを補足しつつ、頂いた質問への回答を中心に「挑戦の思考」について紹介します。


発表資料 : https://speakerdeck.com/satoshoco/how-to-build-confidence-and-achieve-challenges

本日基調講演を務めさせていただく佐藤祥子です。
本日はHow to Build Confidence and Achieve Challenges 〜挑戦する思考〜
というタイトルでお話しさせていただきます。
自己紹介を簡単にすると、2019年9月よりLINEのDevRelでエンジニア組織のTech Branding, Trainingや技術カンファレンスの運営を担当しています。またGoogle Developer Group TokyoとWTM Tokyoのオーガナイザーとして、様々な技術コミュニティに参画しています。 個人ではiOS/Androidアプリ開発に挑戦していたり、趣味のゲームやギター、バイクで日々楽しんでいます。


What Was Your Childhood Dreams?


みなさん子供の頃の夢はなんでしたか?思い出してみてください。オンラインを視聴の皆さんはぜひチャットなどにも書いてみてください。
子供の時に抱く一般的な夢は、その国や文化、時代背景によって異なることがありますが、職業に関する夢だったり、テレビや漫画に憧れ関する内容や、旅や冒険に関すること、そして食に関するなどものなどが典型的な子供の夢ですね。子供の夢は、好奇心や興味、将来の自分に対する期待や願望を反映しています。
また、子供たちの夢は成長と共に変化することがあります。大人になっても、子供の頃の夢を思い出すことで、自分の内なる情熱や目標を再認識することができることがあります。

What Are Your Dreams Now?

子供の頃の夢、みなさんは思い出せましたか?では次に考えてみてください。今のみなさんの夢はなんですか?将来叶えたいこと、やりたいこと、逆にこれはやらなくて生きていく、みたないことが夢だったりすることもありそうですよね。

What Do You Want to Be?

大きな夢じゃなくても近い未来、こうなりたい。そんな理想とする人やイメージでも結構です。どんな自分になりたいですか?
大人になると子供の頃に見えていた世界と違うので、かなり現実的になったり、実は大人になったら簡単に実現できちゃうな。ということもありそうですよね。夢なんかなくて現状維持をするのが一番。安定した生活、それこそが夢だという人もいるかもしれません。
大人になった人が思い描く夢や理想のなりたい姿は、個人の価値観や経験、目標によって異なります。一般的にはこれから説明するカテゴリに含まれることが多いです。

  • 職業的成功:高い地位や責任、尊敬を得ることや、好きな仕事をして満足感を得る、キャリアにおいて成功を収めたい
  • 経済的安定:自分や家族の生活を向上させたり、趣味や旅行などの楽しみを追求するために金銭的な安定や自由を手に入れたい
  • 人間関係:友人、家族、パートナーとの深い絆や信頼関係を気づきたい
  • 健康と幸福:健康的な生活を送り、ストレスを適切に管理したい
  • 自己成長:新しいスキルや知識を習得し、自分の価値観や考え方を深める
  • 社会貢社会や他人に貢献したい

最終的に、大人になった人が思い描く夢や理想のなりたい姿は、その人が何を重視し、どのような価値観を持っているかによって大きく変わります。人それぞれの夢や理想を追求することが、自分らしい充実した人生を送るために重要になってくるのです。
今回私がお話しするテーマは「How to Build Confidence and Achieve Challenges 〜挑戦する思考〜」
子供の頃に描いた夢、今あなたが思い描いている夢や理想に近づくためには、挑戦が必要なことが多いでしょう。もしかしたら挑戦なんてしなくても叶えることができるかもしれません。でも、今と違うものを得ようとしたり、新しいことを始めようとしたりする時には、必ず一歩踏み出すことが必要です。そしてその一歩を今日は「挑戦」と呼んでいきたいと思います。
一歩踏み出すこと、挑戦にはリスクや不確実性が伴い、多くの人はその不安や心配から踏みとどまってしまいます。私は一歩ずつ進むこと、小さな挑戦を続けることで自信をつけ、自分自身を信じ自分らしくあり続けることができました。ただそれは最初から自信があったわけではありません。
誰もが感じるように、目の前の不安や壁と戦い強さを身につけていったように思います。
色々なチャレンジと経験を経て、自分に自信を持って、人の目を気にせずに挑戦できるようになったのです。
普段どのような思考で挑戦をしているのか、私が見つけたハードルを乗り越える方法やその思考についてお話ししようと思います。
みなさんが何か新しいことに挑戦したいと思った時、自信を持って一歩踏み出すことができるようになるための考え方や、自分を信じるための方法を一緒に考えていきましょうみなさんが自分らしく挑戦し、チャレンジを達成するためのヒントになればと思います。



What is Challenge?


まず、挑戦についてみんなで理解していきたいと思います。挑戦する時になぜ人は臆病になるのか、なぜ不安になるのか。それは人間が本来持つ生物学的、心理学的なものに紐づいています。そしてその起きている症状をきちんと理解することで、乗り越える方法を獲得することができるでしょう。
ではまず挑戦についてです。今回、私が所属するWomen TechMakersのIWD (国際女性デー)のテーマは「Dare to Be」、これも勇気を持った挑戦の意味が含まれています。「挑戦」と言う言葉はどう言うことを意味し、どんな人のことを指すのかまずは一緒に考えてみましょう。




今回、「挑戦」というテーマでお話をさせていただきますが、私が実際この10年でどんな挑戦をしてきたのかざっと書き出してみました。細かい趣味も含めると新しく始めたことはたくさんあります。ここ数年の話で言うと、通信の大学に行き始めたり、大型自動二輪の免許をとって子供の頃から夢だったハーレーに乗ってみたり、アプリ開発にチャレンジしてみたり、ギターを始めてみたり、体づくりのためにランニングやヨガにやっています。そして今は4年後のさらに大きな夢に向かって徐々に準備しているところです。
そこまで大きな挑戦はないですが、興味が沸いたものに対しては、ワクワクするならやってみよう!と不安や恐怖を感じる前に飛び込むようにしています。これまで実際に挑戦した時に起きた困難と壁、その時考えたことの詳細についてお話ししたかったのですが、時間の関係で今回は省略します。挑戦なので、うまくいかないこともいっぱいあります。途中で辞めたこともたくさんあります。それでも、これだけ挑戦してきた私が思うのは、「挑戦すること」はすごく楽しいし、「挑戦すること」は人生を豊かにするということです。「挑戦すること」の大切さを少しお話しできればと思います。

私が所属するWomen TechMakersのIWD (国際女性デー)のテーマは「Dare to Be」、IWD2023では「Dare To Be」をテーマに世界各地でイベントを開催し参加者に勇気と大きな夢と自信を提供することを目的としています。
今回のイベント、Women Tech Terrace 2023 もGoogle Women TechmakersによるInternational Women's Day(国際女性デー)のキャンペーンと連動しています。なので、少しだけこのテーマについて触れてみたいと思います。今日私が紹介する「挑戦の思考」、このDare To Beが伝えたい思いに含まれています。
この「dare」には新しいことに挑戦する勇気を持つこと、ルールに反抗したり、勇敢でリスクを取る、という意味があります。


Dare to Beは、

  • 勇敢に立ち上がり、目標を達成するために取り組みましょう。
  • 他人に自分が何であるか、ないかを決めさせません。
  • 自分らしく、自信を持って表現します。
  • 信じるものを守る勇気を持っています。
  • 誰でも自分だけのスキルや個性の元、必ず貢献ができます。
  • そして、なんでも自分が望むものになりましょう。

新しい挑戦に対して勇気を持っていこう、リスクを恐れずに自信を持って進んでいこう。Dareを実践していこう。ということです。自分の快適な場所から一歩踏みだし、自分思う理想に、その夢に、自分が望むものになっていこう。そんな意味が込められています。 これは「挑戦」ですね。 また挑戦という言葉、コトバンク辞書にはこのように書かれています。 「戦いに挑む事、戦いを仕掛けること、勝負することを求めること、困難な事業や記録更新などに立ち向かうこと」です。 こう聞くと、挑戦ってとてもハードルが高いように感じますね。ファイティングです。戦いです。挑戦なんか無理だよ、戦いなんかしたくないよ。そんな声も聞こえてきそうですよね。先ほどお伝えしたようにこのセッションで挑戦は「一歩踏み出す」「Dare to Be」なんです。なのに戦いと言う言葉を聞くと、一気にハードルが高くなったように感じてしまいますね。 出典:https://kotobank.jp/word/%E6%8C%91%E6%88%A6-568707 ただ、私はこの挑戦の言葉の意味は実は正しくて、誰かと戦うのではなく、これは自分との戦いだと思っています。自分に戦いを挑む、自分に戦いをけしかける。自分と勝負するんです。一歩踏み出すその大きさ問わず、何かを始める、進める、変わる時、自分の中にある不安や葛藤が出てくるから。この不安や葛藤と戦う必要があるんです。だから挑戦っていうんだと思います。挑戦は常に自分との戦いなんです。


Why Is It Important to Challenge?


ではなぜ挑戦が大事だと思いますか?
挑戦している人、挑戦したきた人には一般的に、自信と意欲、ポジティブなマインドセットと情熱、リスクを取る勇気や継続力があると言われています。もちろん、何に挑戦したかは大事ですが、挑戦できる人はこれらのスキルを持っていることでしょう。
実際になにか新しいものに挑戦するとき、人は必ず何かを学び、スキルや知識を向上させることできます。そして、変化に対応する力を学びます。おそらく同時に、自分自身の心の中にある『不安や恐怖』を乗り越えることができます。
今までの自分の考え方を大きく変えて、新しい視野を広げる、違う場所に自分を置いて、物理的にも精神的にも感情的にも鍛える。挑戦とは自分自身を成長させ、新しい可能性を開拓するための重要な行動なんです。



それは次に心理学の観点からなぜ挑戦することが大事なのかについて紹介したいと思います。

自己不一致理論は、心理学者エディ・ハーマンズが提案した心理学の理論で、人々の心の中には3つの異なる自己概念が存在し、これらの自己概念の間の不一致が様々な心理的な問題やストレスを引き起こすと主張しています。
1. 現実自己(Actual self): 自分自身をどのように認識しているかを表しています。つまり、自分が現実にどのような人物であると感じているかを反映しています。
2. 理想自己(Ideal self): 自分自身がなりたいと願う理想的な姿を表しています。個人の価値観や目標に基づいて形成されます。
3. 義務自己(Ought self): 自分自身に対して期待や義務を感じる姿を表しています。これは、他者や社会から課せられる期待や規範によって形成されます。

自己不一致理論では、現実自己と理想自己、または現実自己と義務自己の間に大きな不一致があると、ストレスや心理的な苦痛を感じるとされています。現実自己と理想自己、または現実自己と義務自己の間の不一致を減らすことで、ストレスや心理的な苦痛を軽減し、より健全な自己概念を形成することができます。

私たちは自分の人生を評価するとき、理想の自己に向かって歩んでいるか、なりたい人間になりつつあるか、を考えます。
こうした問題に関する後悔は、いつまでも心を離れることがありません。
人生という旅路で、いつも前方に見据えていたのが、そうした風景だからです。
一方、「義務」の後悔は、道路にできたくぼみのようなものです。
たしかに問題ではありますが、通り過ぎてしまえばそれまでです。


自己不一致理論に基づいたコーネルの研究によると、「人が後悔するのは、挑戦しなかった時」とされています。これは、人が最も後悔し苦しむのは「義務や責任に関してではなく、理想の自己として生きることができなかったこと」だということが分かったというものです。
つまり、やるべきことをやらずに後悔するのではなく、やりたいこと、望むものに挑戦しなかったことに後悔することが多いということです。
多くの人が、日々の何かに追われて、自分の役割や義務を全うしようとしているかもしれません。例えば、親として、家族を養う身として、会社員や上司・部下として、義務を全うすることに多くのエネルギーや時間を費やしています。しかし、義務自己に関して誤った行動をとっても、人はそれほど苦悩しないと言われています。それは、軌道修正が比較的容易だからです。
しかし、人は長期的に見たときに、したことよりも、しなかったことに対してより大きな後悔を感じてしまう傾向があります。そのため、望むものに挑戦することが、人生の幸福に繋がるとされています。


人生が終わる時、私たちは後悔をする


人生が終わる時に私たちが後悔する内容は個人差がありますが、一般的によくある後悔はこちらです。
自分の夢に関すること、自分の健康に関すること、自己成長のこと、人生のチャンスや機会のこと、挑戦のこと、人生の決断のこと。
これらはあくまで一般的な例ですが、人生を充実させるために、これらの後悔を避けるために日々自分に問いかけ、学び、成長し続けることが大切です。

  • もっと家族や友人との時間を大切にしていればよかった
  • 自分の夢や目標を追求する勇気をもっと持っていればよかった
  • 人間関係やコミュニケーションスキルを向上させて、もっと素晴らしい人間関係を築けたかもしれない
  • もっと人生を楽しんで、自分に厳しくなりすぎずに過ごせたかもしれない
  • 自分の健康をもっと大切にし、健康的なライフスタイルを維持すべきだった
  • 愛する人にもっと感謝や愛情を伝えていればよかった
  • もっと勉強やスキルを身につけて、自己成長に努めるべきだった
  • もっと社会貢献やボランティア活動に参加して、他人のために尽力していればよかった
  • 人生のチャンスや機会を逃さず、積極的に挑戦していればよかった
  • 人生の重要な決断を後悔せず、自分の直感や価値観を信じて選択していればよかった

Which Way Will You Choose?

目の前に挑戦できそうなことがあるとき、人は様々な選択肢があります。立ち止まる、諦める、見て見ぬ振りをする、一歩踏み出す、思い切って前に進む、挑戦するなど。もう一度考えてみてください。今、あなたの人生が終わるとなった時、後悔はしませんか?
挑戦することを選ぶと、自分の能力を試し、新しい経験を積むことができます。
一方、挑戦を避けることを選ぶと、リスクや不安を回避することができますが、新しい経験や学びの機会を逃すことにもなります。この選択も、現状維持や安定を求める人にとっては合理的な選択肢であることもあります。



ただ現状維持や安定は時に後退していることもあるでしょう。維持していると思いきや衰えていることが多くあるので客観的に自分を見つめることもとても大事です。
最終的には、自分にとってどの選択が最善であるかを考え、バランスを見つけることが重要です。どんな選択肢も一長一短がありますので、自分の目標や価値観に基づいて、自分にとって最適な道を選びましょう。
では次に、なぜ一歩踏み出す時に躊躇してしまうのかさらに深ぼってみていきましょうこの躊躇する心理を理解することがとても重要です。

どうして一歩踏み出すときに躊躇してしまうのか

「挑戦する大切さ」を頭では理解できても、難しいことや、よくわからないこと、未知なことに挑戦していくのは、怖い、だから前に一歩踏み出せない、ということも多いと思います。
一歩踏み出すときに躊躇してしまう理由は、個人差がありますが、いくつかの一般的な要因が挙げられます。
不安や恐れ:新しいことを始めるときや変化に直面したとき、不安や恐れが生じることがよくあります。これは、失敗したり、拒絶されることへの恐れや、未知の結果に対する不安が原因であることが多いです。
自己評価の低さ:自分に自信がない場合や、自分の能力を過小評価している場合、一歩踏み出すことが難しくなります。
決断力の欠如:一部の人々は、選択肢を過剰に検討し、最終的に決断を下すのが難しいと感じることがあります。これは、選択肢を比較する過程で迷いが生じ、躊躇することにつながります。
プレッシャー:他人からの期待やプレッシャーによって、自分自身を制限し、行動を起こすことが難しくなることがあります。
習慣や慣れ:人間は習慣の生き物であり、現状に慣れてしまうと、変化を避けたり、新しいことに取り組むことを躊躇することがあります。

これらの要因に対処する方法としては、まず自分の不安や恐れを認識し、それらに対処するための具体的な方法を見つけることです。また、自己評価を客観的に見直し、自分の能力を信じることも重要です。さらに、他人からの期待やプレッシャーをコントロールし、自分の意思決定に自信を持つことが役立ちます。
最後に、習慣を変える意識を持ち、新しいことに挑戦する機会を増やすことで、躊躇を克服することができます。


特にこの躊躇してしまう中でも、大きな原因のとなる不安や恐れ。躊躇してしまう大きな原因となります。この不安や恐れがどこから来るのかを認識し、具体的な対処方法を見つけることが大切です。不安は、未来志向の考え方であり、大切なものが脅かされているような恐れの感情として表現されます。人間は本来、ストレスに直面すると自己防衛反応が働きます。不安や恐怖を感じるメカニズムは、人間の脳と神経システムによって制御されています。恐怖や不安を引き起こす刺激が、視覚、聴覚、触覚などの感覚器官によって認識されます。感覚入力が脳の扁桃体に送られます。扁桃体は、感情の処理や学習、記憶に関与する部分で、特に恐怖や不安の反応に重要な役割を果たしています。 扁桃体(へんとうたい)が刺激を評価し、恐怖や不安の反応が必要だと判断すると、ストレスホルモンであるコルチゾールやアドレナリン(エピネフリン)などの神経伝達物質が放出されます。 これらの神経伝達物質が、心拍数の増加、血圧の上昇、呼吸の速度の増加、筋肉の緊張などの生理的反応を引き起こします。これらの反応は、「戦うか逃げるか」の反応とも呼ばれ、人間が危険な状況に対処するための準備を整えます。 そして前頭前皮質や帯状回などの脳の高次機能が、恐怖や不安の状況を認識し、その原因や適切な対処法を評価します。 不安や恐怖は、適切なレベルで経験されると、自己防衛や危機管理に役立ちます。ただし、これらの感情が過剰になると、不安障害やパニック障害、恐怖症などの精神的な問題を引き起こすことがあります。 この感情入力や扁桃体の時点で、極度の不安な刺激や感情を送ってしまうと逃げる反応の準備を体が整え始めるので、その前にきちんと不安の要素を整理してみましょう。

ネガティブバイアス

また私たちの脳は「ネガティブ」を記憶しやすい、「ネガティブバイアス」と言うものがあります。
ネガティビティバイアスとは、人はポジティブな情報よりもネガティブな情報に注意を向けやすく、記憶にも残りやすい性質を持つことを表す心理学用語です。たとえば個人の過去の記憶でも、幸福な思い出より辛い経験のほうが鮮明に記憶される傾向があります。
これは、人間が生き残るために必要な遺伝的な進化の過程で獲得したものですが、現代社会においては本末転倒と言えるかもしれません。
この現象は、私たちの感情や判断、意思決定に影響を与えることがあります。
例えば、
自己評価:仕事で9つのタスクをこなし、そのうち8つは素晴らしい成果を上げたものの、1つだけ失敗した場合、その失敗に焦点を当てて自分自身を過剰に否定的に評価、成功や達成を過小評価する傾向があります。
人間関係:友人やパートナーとの関係で、多くのポジティブな経験や思い出があるにもかかわらず、ひとつのネガティブな出来事や言葉が記憶に強く残り、その人間関係全体をネガティブに捉えてしまうことがあります。
他人の意見:複数の友人や家族からアドバイスを受けた場合、ネガティブな意見や懸念に過剰に反応し、ポジティブな意見や支持を無視することがあります。
ニュースメディア:ニュースで災害や犯罪、不況などのネガティブな情報が目立つ一方で、社会の前進やポジティブな出来事について報道されることが少ないため、人々は世界が悪化していると感じることがあります。

自分の過去の行動や決定について考える際、失敗や間違いに焦点を当て、成功や達成を過小評価する傾向があります。
私たちの脳が過度に、過敏にネガティブなことに反応・記憶します。これを知るだけでも挑戦へのハードルが下がると思います。
本能的な体の性質で起きていることをきちんと理解して、勇気を持つことが大切です。

不安の原因特定・リスク想定と対策

不安は、未知の事象や潜在的な脅威に対する自然な反応であり、自己防衛や危機管理に役立つことがあります。不安を感じる原因やその背後にある願望や目的を理解することは、不安を適切に管理し、自己成長、挑戦への一歩につなげることができます。
不安の原因を特定:まず、自分が何に対して不安を感じているのかを明確にしましょう。具体的な状況や事象に対する不安か、それとも漠然とした不安感かを特定します。 奥にある願望や目的を探る:不安の原因が特定できたら、それがどのような願望や目的に関連しているのかを探りましょう。例えば、仕事での評価に対する不安は、自己成長や成功への願望と関連しているかもしれません リスクの想定:不安の原因に対して、起こりうるリスクや悪影響をリストアップします。具体的な問題や懸念事項を明確にすることで、問題解決に向けた対策を立てやすくなります。 対策を立てる:リスクや懸念事項に対して、どのように対処するか具体的な対策を考えます。自分にとって適切な対応や行動を明確にすることで、不安を緩和し、自信を持って進むことができます。 自分を受け入れる:すべての不安が完全に解消されるわけではありません。自分の不安を受け入れ、適切に対処することで、自己成長につなげましょう。また、過度な不安がある場合は、専門家の助けを求めることも検討しましょう。 不安を理解し、リスクの想定や対策を立てることで、不安を管理し、自己成長につなげることができます。 「具体的に何ができるか」に意識を向けることができると、不安にとらわれずに過ごしていくことができます。不安を感じやすい人は、未来に対する漠然とした不安を抱き続けるのではなく、「いま自分ができることは何か」を考えることをぜひ試してみてください。 不安を感じることは、防衛本能がはたらいているがゆえの自然な反応。「不安はあって当たり前」ということを理解し、不安を感じている自分をネガティブにならずに認めてあげてください。

The Challenge Mindset

挑戦の必要性や不安や恐怖が起きる心理について理解いただいたでしょうか。人生を後悔しないためにも、そろそろ一歩踏み出してみようかな?とか「人間の仕組みに負けてなるものか!?」と思えてきましたか?
ここからは私が挑戦するときに考えている、4つのことをご紹介します。挑戦する思考に切り替えて行動してみましょう。


新しい事に挑戦する時、ワクワクすることをイメージ

新しいことに挑戦するとき、ポジティブなイメージを持つことは、自信を持って取り組む上で非常に効果的です。ワクワクすることをイメージすることで、不安や恐れを緩和し、楽しみや興奮を感じることができます。新しいことに挑戦する際にワクワクすることをイメージする方法をいくつか紹介します。
目標を明確にする:新しい挑戦において、具体的な目標を設定しましょう。成功したときの喜びや達成感をイメージすることで、モチベーションを高めることができます。
成長や学びをイメージ:新しいことに挑戦することで得られる成長や学びを考え、そのプロセスを楽しむことが重要です。自分がどのように成長し、スキルや知識が向上するかをイメージしましょう。
ポジティブな影響を想像:新しい挑戦が自分自身や他人にどのようなポジティブな影響を与えるかを考えましょう。それが人間関係やキャリアに与える好影響をイメージすることで、前向きな気持ちで挑戦に取り組めます。
楽しい経験を想像:新しい挑戦がもたらす楽しい経験や出会いを想像しましょう。友人や同僚との交流や、新しい趣味やスキルを楽しむことができることをイメージすることで、ワクワク感を高めることができます。
リラックスしてイメージトレーニング:リラックスした状態で、新しい挑戦に関連するワクワクするシーンを繰り返しイメージしましょう。成功体験や楽しい瞬間を繰り返しイメージすることで、自然とポジティブな気持ちが湧いてきます。
新しいことに挑戦するとき、ワクワクすることをイメージすることで、自分の心にプラスのエネルギーを与え、より積極的に挑戦に取り組むことができます。

失敗は成功の元。成功の反対にあるのは何もしないこと

成功の反対にあるのは何もしないこと、つまり行動しないことです。成功の反対にあるのは何もしないことです。何もしないことは、成長の機会を逃し、自己実現を阻害し、後悔や問題解決能力の低下、人間関係の機会喪失につながります。失敗を恐れず、積極的に挑戦し、経験やスキルを身につけることで、成功への道を切り開くことができます。 成長の機会を逃す:何もしないことは、新しいスキルや知識を習得する機会を逸してしまい、自分自身の成長を阻害します。失敗を恐れず挑戦することで、経験やスキルが身につき、成長することができます。 自己実現の阻害:自分の夢や目標に向かって積極的に取り組むことで、自己実現が可能です。何もしないことは、自分の可能性を十分に発揮できず、自己実現への道を閉ざしてしまいます。 後悔の原因:何もしないことは、行動することによるリスクを回避する一方で、将来的に「やらなかったこと」に対する後悔を生む原因になります。挑戦し失敗しても、学ぶことができる経験が得られるため、失敗は成功の元となります。 問題解決能力の低下:何もしないことは、問題や困難に対処する機会を逃し、問題解決能力が向上しないため、将来の成功に対する影響を受けます。挑戦し、失敗することで問題解決能力が鍛えられ、成功につながります。 人間関係の機会喪失:何もしないことは、他人と協力したり、新しい人間関係を築く機会を逃します。積極的に行動し、挑戦することで、人間関係が深まり、人生が豊かになります。

不安に思っている時間が無駄。やらない後悔よりやる後悔を

不安に思っている時間が無駄であるという考えは、悩みや不安に対処する上で有益な視点です。やらない後悔よりもやる後悔の方が大切である。
要するに、やる後悔は、行動によって得られる学びや成長の機会がありますが、やらない後悔は、何も得られないことから、自分の成長や成功につながりません。不安に思う時間を無駄にせず、積極的に行動し、やる後悔を大切にすることで、自己成長や人生の充実につながります。 先ほどの失敗は成功の元。成功の反対にあるのは何もしないことと類似ている考えになります。 学びや成長の機会:やることで失敗やミスから学び、成長する機会を与えてくれます。一方、やらないと、チャンスを逃すことによって成長の機会を失います。 自己評価と自信の向上:挑戦することで自己評価や自信が向上します。やらないことは、自分の能力を試すチャンスを逃すため、自信の向上につながりません。 経験の積み重ね:やることで、新しい経験や知識を得ることができます。これは、将来の成功につながる貴重な資産です。一方、やらないことはは、経験や知識が得られないため、成長の機会を逃します。 問題解決能力の向上:やることで、困難や問題に直面することで、問題解決能力や適応力が向上します。やらないと、問題に取り組む機会を逃すことで、能力の向上が見込めません。 人間関係の向上:やることで、他人と協力し、助け合いながら取り組むことで、人間関係が深まります。やらないと、他人とのつながりを築く機会を逃します。

言い訳をするな。自分の限界を自分で決めるな。他者にも決めさせるな。限界突破せよ

この考えが大切な理由は、自己成長、自己実現、そして人生の充実に大きく寄与するからです。 責任感の醸成:言い訳をしないことは、自分の行動や選択に対する責任感を持つことを意味します。責任感を持つことで、自分の成長や目標達成に向けた努力が強化されます。 自己制限の解除:自分の限界を自分で決めないことで、無意識に自分に課している制限を解除することができます。これにより、潜在的な能力や可能性を最大限に引き出すことができます。 他者からの影響力の低減:他者に自分の限界を決めさせないことで、他者からのネガティブな影響や評価に左右されず、自分の信念や目標に忠実であることができます。 限界突破による成長:限界突破を目指すことで、自分がこれまでできなかったことに挑戦し、新たなスキルや知識を習得できます。これにより、自己成長や自己実現に大きく寄与します。 自信の向上:限界を超える挑戦を続けることで、自分に対する自信が向上します。自信が向上することで、さらなる挑戦や成長が促進され、人生の充実につながります。 要するに、言い訳をせず、自分や他者によって自分の限界を決めさせないことで、自己成長、自己実現、そして人生の充実が促進されます。限界突破を目指すことで、自分の可能性を最大限に引き出し、人生をより豊かで充実したものにすることができます。


Summary



新しい事に挑戦するためには、リスクや不安を解消して一歩踏み出す勇気が必要であり、そのためには思考を切り替えて、挑戦することに対してプラス思考に考えて行動するようにしてみましょう。 私が理想に描く人物像が「どんどん新しいことにチャレジする、道のない草むらに新たな道を切り開いていく冒険家」なので、その草むらが険しければ険しいほど、ワクワクするんです。 「挑戦してみて失敗して笑い物になってしまったらどうしよう」と考えてしまいがちですが、結局人間は自分中心にしか物事を考えてないので気にしなくていいです。
誰もあなたのことなんて本当に気にしてません。言いたいだけです。口出したいだけです。私も誰も自分のことを気にしていないと思っているので、誰に何を言われても自由にやりたいことをやります。笑い物?勝手にすればいいんです。笑う人は私の人生に関与してい&させないので。 他人がどう思うとか、自分が不安に感じるとか、いい意味で考えないことが重要なんです。考える時間が本当に無駄なんです。その時間は、どんなことに挑戦すべきか、どうすれば自分の人生が豊かになるかについて考える時間にしていきましょう。 そして挑戦できないすべての要因は、ネガティブ思考です。ネガティブバイアスにもありましたが、人間の本能がそうさせていこと、そこに負けないほどのプラス思考を持ち合わせていきましょう。プラス思考であれば全てを新しいことに挑戦するという考え方を持つことができます。 新しいことに挑戦する時というのは、リスクや不安やらない言い訳を言い出して、何もしないのは皆同じです。変わる必要性なんてなくて、現状維持していればいいじゃん!は、人間思考の特徴です。そのまま今の生活がずっと続くことを求めているならそれで良いと思います。でも少しでも新しいことに挑戦したり、後悔のない人生を歩みたいと思ったら、まず第1歩を踏み出し、新しいことに挑戦し続けてみてください。

広い視野と好奇心を持とう

挑戦の思考とは、自分の限界を押し広げ、新しいことに取り組むための考え方です。そして広い視野と好奇心を持つことは、挑戦の思考にとって非常に重要な要素です。 広い視野を持つことで、自分の知識や経験の範囲を超えた分野やアイデアにも目を向けることができます。それにより、新しいチャンスや可能性に気づくことができ、自分の成長や人生において大きなインパクトを与えることができます。 この数年、関わっている人が固定化されてないですか?自分を評価する人がいつも一緒じゃないですか?同じ場所にどどまるとどうしても新しい視点が欠けてきます。なので私は積極的に新しい人、新しい場所にいくようにしています。視野が狭くならないようにしています。視野が狭まると挑戦する思考が欠けてきます。広い視野を持つことで今までの人生と違って、普段では関わることのなかった人たちと関われたり、新しい思考や経験をすることで、人間力が上がり人生を楽しく生きるに繋がっています。 好奇心は、新しいことに対する興味や探求心を持つことです。好奇心が強い人は、未知の分野や困難に対しても積極的に取り組むことができます。好奇心を持つことで、新しい知識やスキルを習得し、自分自身を向上させることができます。 これらを大切にすることで、自分の成長や人生に大きな変化をもたらすことができます。 まずはネガティブな思想に打ち勝って、ポジティブな思想を持ちましょう。そして変わることへの喜びを見出せると、少しだけ今より素敵な人生になるかもしれません




この言葉は、「人生は自分で選ぶことができる。自分の人生を決めるためには勇気を持つ必要がある。勇気を持たずに諦めることがあれば、その結果は失敗に終わる可能性が高い。だからこそ、勇気をもって挑戦することが大切だ」という意味が込められています。
人生には様々な選択肢がありますが、その選択には勇気と自信が必要です。勇気を持って挑戦すれば、成功する可能性がある一方、勇気がなく諦めてしまうと、チャンスを逃すことになるかもしれません。自分の人生を自分で切り開くためには、勇気を持って前向きに挑戦することが必要です。

いろんな障壁、困難、課題があると思います。それでも、やっぱり挑戦しましょう。挑戦の先に、あなたが望む人生、あなたが望む未来があると思います。私も挑戦し続けます。一緒にやっていきましょう。

挑戦したいけどできない、背中を押して欲しいなど、相談したいことがあればTwitterなどで気軽にDMしてください。仕事のこと、コミュニティのこと、趣味のこと、なんでもwelcomeです。



Q&A

Q: IT業界で色々な言語があり、WEB エンジニア未経験だった佐藤さんの勉強する方法と実践する方を教えて欲しいです。
A: エンジニア未経験だった頃は、仕事の案件を対応しながら勉強と実践をとにかくこなすというスタイルで取り組んでいました。一番最初選ぶ言語は「需要があり求人が豊富か」「汎用性が高く応用しやすいか」「今後将来性があるか」などを基準に自分が学んでみたい言語を選ぶのが良さそうです。

Q: お話ありがとうございました!人が後悔するのは挑戦しなかった時という言葉を聞いて挑戦する重要性をとても感じたのですが、挑戦しても長く続かない、みたいなことが多くて悩んでます。佐藤さんもそういった経験などはあったりするのでしょうか?
A: 挑戦しても長く続かない、私もそうです(笑)熱しやすく冷めやすいので次から次へと好きなものが移り変わったりしがちです。ただ、それを理解しているので自分で自分のモチベーションをコントールすることができるんです。例えば、3ヶ月後に飽きてしまいそうだからその頃に達成しやすい目標を立てたり、自分にご褒美を与えるなど。継続することが全てではないケースもありますが、せっかく挑戦して始めたこと。長く続くといいですよね!お互い頑張りましょう!
Q: 佐藤さんはとてもポジティブな人に見えますが、何かに挑戦したいという気持ちがまったく浮かんでこないような、疲れ切って「もうなにもしたくない」というネガティブな瞬間はありますか?
A: 仕事やコミュニティが忙しい時は、あえて挑戦することをやめています。というのも優先しべき事項を明確にしないと、本来やるべきことが達成できなくなるからです。なので仕事やプライベートの時間の使い方、スケジューリングにはかなり気を遣っています。この時期は仕事が落ち着いているから、新しいこれをやってみよう!など。1〜3年でやることの計画を立てていますね。突如興味が湧いて挑戦することもありますが、それは気持ち優先で(笑)ただ、疲れ切って何もしたくない時は体力がないだけなので、休めば良いと思いますよ!ネガティブではないです。 Q: 不安に対する解決策を考えて挑戦するというお話があったと思うのですが、具体的にどういった挑戦をするべきか考える上でコツや意識していることなどありますか?
A:どのような挑戦をすべきかは、自分がこれまでに後悔していること、やりたかったこと、学びたかったけど挑戦をすること自体を諦めたことなどに取り組むようにしています。セッション内でもお話ししましたが、挑戦したいと思った時に何もしなかったことに後悔を持ちやすい傾向があります。あとは自分自身のキャリア、なりたい自分、将来のロードマップなどをベースに必要になりそうなスキルなどの習得を挑戦したり、など。 Q: 佐藤さん自身が挑戦する思考に至ったきっかけなどはあったりするのでしょうか?
コロナで自粛を強いられた時に自分の人生を見つめ直したのが大きなきっかけです。これまで義務自己中心+劣等感まみれの人生だったので、本当にこのまま死んだら私は報われるのか?自分で自分を救済しないと死にきれないな。と思ったんです(笑)それから子供の頃の思いや自分の心に素直に従って理想を追い求める人生を敢えて選ぶようにしました。もちろん義務の部分も大事なので、義務と理想のバランスを取れるように思考を変えていきました。

Q: 佐藤さんは挑戦したいことがたくさんあって素晴らしいです。日頃からアイデアが溢れているのでしょうか?それとも意識的に挑戦したいことを発案する時間を作っているのでしょうか?
視野を広げる話をしましたが、意識的に自分がいる場所が固定化されないように新しい場所に行って感性を広げるようにしています。あと自問自答するマインドフルネスの時間や読書の時間は意識して時間を作るようにしています。 Q: 佐藤さんが挑戦に対するポジティブ思考が強いのは、何かきっかけや原体験があるのでしょうか?
ポジティブ思考が強くなったのは、人生でこれまでない苦しみを味わったからでしょうか(笑)そこから這い上がって来れたので、自分にはなんでもできる!そうポジティブに考えられるようになりました。あとは子供の頃におばあちゃんが「あなたの目の輝きは他の人とは違う。なんでも成功できる人になれるよ!」と言ってくれたことが、今でも自分の自信や前向きに進める力になっています。亡くなってしまったのでもう会えることはないですが、自分を信じてくれる人がいることは、人生で困難や障壁があったときに、前に進む大きな力になってくれるように思います。


当日はイベント会場並びにオンラインで視聴いただきありがとうございました!



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