【技術書典15】に出展、 新刊「技術カンファレンスのマスターガイド」を販売します

 11月12日(日)池袋・サンシャインシティにて開催される技術書典15に、サークル名「FUNCTION」として「あ18」ブースで出展。当日は新刊の「技術カンファレンスのマスターガイド:企画から運営までの完全手引き / 佐藤祥子・櫛井優介 著」を「電子+紙」で優先販売します。

紙本は11月12日オフライン開催で優先販売(B5サイズ、表紙カラー、本文モノクロ)

あ18」ブースは以下画像の青丸の位置になります。

画像は技術書典 公式アカウントのポストより利用させていただきました


また、技術書典15はオンラインでも開催されます。オンライン開催中の11月11日(土)〜11月26日(日)は、オンラインマーケットにて電子版 PDF(フルカラー) を販売します。

販売ページ:https://techbookfest.org/product/2qjFJ1g1iVF8tiKXytYwNn

以下、イベント開催情報をご確認の上、ぜひ会場またはオンラインマーケットにて本書籍を手に取っていただけると嬉しいです。

イベント詳細

オフライン開催 会期:2023/11/12 (日) 11:00~17:00 会場:池袋・サンシャインシティ 展示ホールD(文化会館ビル2F) 参加:入場無料
チケット購入:https://techbookfest.org/mypage オンライン開催 会期:2023/11/11 (土) 〜2023/11/26(日) 会場:技術書典オンラインマーケット

開催情報の詳細はこちら


新刊の紹介

技術カンファレンスのマスターガイド:企画から運営までの完全手引き

ー 20名の技術イベントから1,000名以上の大型カンファレンスまで対応 ー

本書では、技術カンファレンスをはじめとするイベント運営における具体的な手順や役立つヒントを、実際の体験をもとに詳細に説明しています。イベント運営の初心者からベテランに至るまで、この書籍からイベントを効率よく開催する方法を学ぶことができます。また、カンファレンス運営においては、全体を統括する役割が非常に重要です。この役割を担う際の専門知識やコミュニケーション技術も、実際の例を用いて紹介しています。この書籍が、イベント運営をスムーズかつ効果的に行うための実践的ガイドとなることを目的としています。

画像は印刷イメージです

書籍のオンライン販売ページはこちら:https://techbookfest.org/product/2qjFJ1g1iVF8tiKXytYwNn

※オンライン販売は電子PDFのみを予定しています。オフライン販売で在庫が余ったらオンラインでの販売を検討する可能性があります。


執筆の動機

普段の仕事やコミュニティ等で大規模な技術カンファレンスやイベントの運営をしている著者二人、私( 佐藤祥子 )と櫛井優介 さん。日常の仕事やコミュニティ活動を通じて蓄積したノウハウを共有したいと考え、この書籍の執筆に着手しました。カンファレンスの企画が初めての方から、既に経験をお持ちでさらなるスキルアップを図りたい方まで、幅広い読者に役立てていただくことを目指しています。

コロナ禍によってオンラインイベントが主流になる中、2023年になってようやくオフラインでの開催が再び可能になりました。しかし、オフライン開催の運営ノウハウを持つ人々が減少しているという課題に直面していることに気づきました。

この課題を克服し、オフラインやハイブリッドイベント特有の魅力や運営のコツを伝えることで、直接的な人と人とのコミュニケーションを促進し、実際に交流できる場を創出できる人が増えることが私たちの願いです。

技術カンファレンスの企画・運営に携わる方々、イベント運営のベストプラクティスやトラブルシューティングを学びたい方々に向けて、短期間で情熱を持って書き上げたものです。内容は「イベントやカンファレンスや運営に関わる方々」に特化しており、一般の方にとっては専門的すぎるかもしれませんが、対象となる方には深く訴えかけ、カンファレンス運営の重要なガイドラインとして、運営チームにとって欠かせない書籍となることを期待しています。

書籍のオンライン販売ページのサンプル画像に「はじめに」を掲載しています。ここには私たちが執筆をなぜしようと思ったのか、その思いを書いていますのでぜひご覧ください。こちらにも掲載させていただきます。

各章の紹介

本書籍は全部で7章で構成されています。それぞれの賞について簡単にご紹介します。

1章:事前準備:企画と資金調達

いざ技術カンファレンスをはじめよう!と思い立っても何から始めて良いかわからないもの。技術カンファレンスを始める際の第一歩となる企画段階での決定事項をまとめた章です。また運営の体制や使用ツール会議のコツなど、企画段階で発生するミーティングもフォーカスして紹介しています。そして資金調達は最大の悩み。どのように予算を決めていくのか。それらの手法についても紹介しています。

  • 企画: 目的・目標の設定、カンファレンスの独自性、ターゲットオーディエンスの特定、テーマとスケジュール策定。
  • 体制: 役割の共有、主要メンバーと当日スタッフの選定。
  • ツール: オンラインミーティング、ドキュメント管理、コミュニケーション、タスク管理ツールの選択。
  • 会議: 進行のコツ、前後の準備・フォローアップ。
  • 資金: 予算の設定・見積もり、スポンサー獲得、チケット価格設定と販売戦略。

2章:事前準備:会場とオンライン配信

実際の会場手配からオンライン配信の設定まで、物理的なスペースとデジタルスペースの双方での準備について詳細に説明しています。会場の下見で何をチェックすればいいか分からない。そんな時は、このガイドに記載しているチェック項目を一つずつ見ていきましょう。会場の手配から予約まで。会場の動線設計やオンライン配信の準備はカンファレンス運営にはなくてはならない事前準備の紹介をしています。

  • 会場手配: 適切な会場の選定、事前の下見、予約手続きの詳細
  • ロジスティクス: 参加者の流れの設計、会場の案内や装飾、ネットワークの準備、安全管理のプロセス
  • オンライン配信: 配信の利点、ハイブリッドイベントの実施方法、リモート参加者との交流、使用する技術の選択、配信チームの編成に至るまでのガイド
  • 会場手配: 適切な会場の選定、下見、そして予約
  • ロジ周り: 参加者の動線設計、会場の案内/装飾、ネットワーク設定、安全管理手続き
  • オンライン配信: 配信のメリット、ハイブリッド開催の方法、リモート参加者とのコミュニケーション、技術選定、チーム編成

3章:事前準備:セッション管理

セッションはカンファレンスの核となる部分です。準備が不十分だと、カンファレンス全体に大きな影響を及ぼす可能性があります。本章では、第1章で考察した開催目的を実施できるように、伝えたい内容を反映させたセッションを構築していきましょう。効果的なセッションを実現するためには、スピーカー選定、セッション管理、そして適切な通訳手配が不可欠です。これらの要素に注意を払い、その具体的な手法を本章で詳細に解説しています。

  • スピーカーとセッション管理: スピーカーの選定(ゲスト、CfP)、コンテンツの募集・選定、タイムテーブル作成、スピーカーサポート
  • 同時通訳: 通訳の必要性、業者の選定、事前準備、ブース配置、当日の運営、品質向上のための工夫

4章:事前準備:参加登録ページ制作とPR、ノベルティ制作

技術カンファレンスの前段階である参加登録ページの制作と、イベントの宣伝、さらには参加者へのノベルティ制作に焦点を当てた章。イベントプラットフォームの選定から始まり、記念品制作における細心の注意点までを網羅している内容を紹介しています。さらに、ソーシャルメディアを用いたイベントの宣伝方法にも触れ、どのようにしてイベントをPRし、目立たせることができるかについての紹介もしています。

  • 参加登録ページ制作: イベントプラットフォーム選択、ページデザイン、チケット販売戦略
  • PRとマーケティング: メディア戦略、ソーシャルメディアの活用、参加者獲得ヒント
  • ノベルティ制作: アイディア提案、デザインと制作の注意点、配布戦略

5章:終盤の調整から当日対応まで

いよいよカンファレンス開始日に迫ってきました。カンファレンスの開始日が迫るにつれ、終盤の準備と当日の対応が重要になってきます。スタッフ役割は決まった?担当する時間帯は決めた?当日の準備で漏れはない?カンファレンス開催直前になったら、本章を参照しながら最終チェックを行いましょう。直前期にはどうしても慌ただしくなりがちですので、この章を利用して事前にチェックリストを作成し、何を確認すべきかを整理しておくことをお勧めします。

  • 開催前調整:タイムテーブル、全体流れとスケジュール作成
  • 受付設計: チェックインやトラブル対応
  • 受け入れ体制: 協賛とスピーカーの受け入れ
  • スタッフ準備: 運営マニュアルと役割分担
  • リハーサル: セッション確認
  • 懇親会: 予算と企画設定
  • 当日対応〜トラブル対応: 連絡体制と事例対処など
  • セッション管理: 時間とアナウンス調整
  • 設備: 設備チェックとバックアップ準備

6章:カンファレンスが終わった後に

無事にカンファレンスが終わりましたね!お疲れ様でした。やったー!終わったー!もう何もしないぞ。そいうい訳にはいかないのがカンファレンス運営の大変なところ。お疲れのところもう一息頑張りましょう。終了後のタスクをきちんと完了させることで、翌年のカンファレンスをさらに盛り上げることが可能になります。疲れはあるでしょうが、ここでの努力が次回のイベント開催へと導く鍵です。集大成としてのこの章では、終了後に必要な作業を網羅的に解説し、来年に向けたステップを紹介しています。最後の一押しをして、次回のイベントへの弾みをつけましょう。

  • レポート作成:フィードバック収集: アンケート設計、ツール利用
  • 評価基準: 定量・定性指標での評価
  • 参加者発信のまとめ: SNSハッシュタグ、ハイライト公開
  • レポート執筆: 目的定義、内容構成、配信戦略
  • 協賛企業への対応: 感謝の意伝達、レポート提供
  • 次回開催へ向けて:ステップアップ: 振り返りミーティング、アクションプラン。
  • スタッフ懇親会: 目的理解、開催選定、意見活用

7章:カンファレンスの過去と未来

失敗から学ぶ事例紹介として、国内で開催されている技術カンファレンスの運営の方々にお話をお伺いしました。それぞれのイベント運営における哲学や具体例を基に、読者のカンファレンス開催に役立つ知見を共有することを目指しています。さらに、技術カンファレンスの未来に焦点を当て、ハイブリッド開催の増加が開く新たな可能性、多様な参加者へのアクセスの拡大や、進化し続けるイベント管理ツールの適用方法について考察しています。

  • 実践的事例:失敗から学ぶ事例紹介: JSConf.JP, YAPC:Japan, RubyKaigi, ISUCON, try! Swift Tokyo, DroidKaigi など
  • 技術カンファレンスの未来:ハイブリッド開催: 開催の普及、多様な参加者へのアクセス、ツールの発展など


特典やイベント情報

11月12日(日)のオフライン開催(池袋・サンシャインシティ)では、「あ18」ブースで出展します。「電子+紙」は会場を優先して販売しますが、もしも在庫が出たらオンラインマーケットで販売できる可能性があります。しかし保証はできないので絶対欲しい方は、ぜひ会場に足をお運びいただけると嬉しいです。

  • 一般価格:3,800円(税込) ※かんたん後払いのみ対応※1
  • 学生価格:1,900円(税込) ※現金のみ対応※2

※1. 2023年11月12日(日) 技術書典15オフライン会場への出展では、技術書典公式かんたん後払いの対応を必須としています。かんたん後払いの詳細はこちらをご覧ください
※2. オフライン会場での販売のみ、学生50%割引を実施いたします。現金のみの対応となりますので、ご了承ください。ご購入の際は、学生証または学生であることの証明(定期券や生徒手帳)のご提示をお願いします

ブースでは、櫛井優介 さんとバイト氏が販売を行います。私( 佐藤祥子 )は、技術書典の運営のため会場にはいますが、ブースに常時立っていることが難しく、お越しの際はぜひX(旧Twitter)でメンションしてください。ご挨拶に伺います。

  • ブースに来ていただいた方には書籍の購入とは別に以下の特典をご用意する予定です。

  • 著者と一緒にチェキ撮影+サイン
  • 書籍にサイン
  • 著者( 櫛井優介 )にイベント運営について相談できるzoom面談チケット(先着5名様)
ご希望の方は、ぜひご利用ください。

ブースには書籍の表紙のデザインが施された横断幕を掲げる予定


最後に

このたびは「技術カンファレンスのマスターガイド:企画から運営までの完全手引き」にご関心を寄せていただき、心から感謝申し上げます。

本書は多くの方々の貴重なレビューと推薦のお言葉、そして第7章「実践的事例 1.1 大規模カンファレンス運営に聞く!失敗から学ぶ事例紹介」にて実体験に基づく事例と知見を共有していただいた全ての方々のご協力に深く感謝しております。おかげさまで、本書は実用性に富み、価値のある内容へと仕上がりました。重ねて、深い感謝の意を表します。

また、本書をお手に取っていただいた皆様からのフィードバックを大切にしたいと考えております。ご意見やご感想は、X(旧Twitter)でハッシュタグ #技完ガイド を付けて投稿していただけますと、著者たちは大変喜びます。皆様からの声を聞かせていただけることを、感謝の気持ちを持って楽しみにしております。

それでは、11月12日に会場でお会いしましょう!

紙本は11月12日オフライン開催で優先販売(B5サイズ、表紙カラー、本文モノクロ) 販売ページ:https://techbookfest.org/product/2qjFJ1g1iVF8tiKXytYwNn

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