Google Developer Groups in Japan Advent Calendar 2023 6日目の記事です。
GDG DevFest Tokyo 2023開催までいよいよあと3日 。
登壇者&セッション情報を一部公開しましたので、どのカテゴリでどんな発表があるのかを紹介したいと思います。本日はML/AI、Google Cloud、Style Guideのセッションです。
GDEとGoogleの方にお話しいただく豪華セッション盛りだくさんでお届けします。
Vertex AI 2023年の進化を振り返ろう
2022年11月の Chat GPT 登場にはじまった大規模言語モデルの台頭に合わせて機械学習プラットフォームである Vertex AI も大きく進化しました。本講演では Vertex AI のリリースノートを参照しながら、2023年の Vertex AI の進化を振り返りたいと思います。
⛳️ Track2 / 花火
⏰ 11:30-11:50
医療系スタートアップ Ubie の機械学習エンジニアです。Google Developers Expert(ML/AI)としても活動していたり、数理最適化のコミュニティ Casual Optimization の運営をしたりもしています。
💁 こちらのセッションは、機械学習プラットフォームVertex AIの最新の進化に関する総括的な内容をGoogle Developers Expert(ML/AI)の太田満久さんに発表いただきます。
Vertex AIは、Google Cloudの統合された機械学習プラットフォームであり、データサイエンティストや機械学習エンジニアが効率的にモデルを構築、トレーニング、デプロイするためのツールとサービスを提供しています。Vertex AIのリリースノートを基に、2023年にどのような機能が追加され、どのように進化したのかを振り返っていただきます。
機械学習を活用しているプロフェッショナルや、AI技術の最新動向に興味がある方々にとって、非常に価値のある情報源となると思います。最新の機械学習技術を活用し、自身のプロジェクトや研究に応用したいと考えている方々にとっても必見の内容です。お楽しみに!
ソフトウェアサプライチェーンセキュリティの強化:Google Cloud による SLSA の活用
ソフトウェアサプライチェーンセキュリティは、OSS やエンタプライズソフトウェアにかかわらず、重要な課題です。脆弱性のある依存関係、脆弱性の発見と報告、脆弱なソフトウェアの更新、CI/CD のセキュリティ強化など、多くの対策が必要です。
この発表では、Supply-chain Levels for Software Artifacts (SLSA)フレームワークを紹介し、Google Cloud上のソフトウェアサプライチェーンセキュリティの強化を支援します。
具体的には、以下の対策を実現します。
- Google Cloud Build による SLSA Build レベル 3 のビルド
- GKE による Binary Authorization によるイメージのセキュリティ強化
- Artifact Registry と Artifact Analysis による脆弱性スキャン
これらの対策により、ソフトウェアサプライチェーンにおける脆弱性のリスクを低減し、CI/CDから本番環境までのセキュリティを向上させることができます。
⛳️ Track1 / 祭り
⏰ 14:30-14:50
クラウドネィティブ・セキュリティ担当のデベロッパーリレーションズエンジニア。Linux FoundationのOpenSSFと協力しながら、OSSや、オープンなモダーンセキュリティアプローチを開発。サイバー攻撃が急増しているソフトウェアサップライチェーンにフォーカスし、SLSAフレームワークの技術的仕様定義や、ソフトウェアプロべナンス(来歴)のOSS CI/CDツールslsa-github-generatorとOSSパッケージの来歴を検証するためのslsa-verifierの開発。以前、セキュリティサンドボックスgVisorの開発や、GCP上のGKE Sandboxのプロダクトやセキュリティ解説などもし、新しいセキュリティ技術をよりスムーズに取り込めるような役割をしています。
💁 こちらのセッションは、ソフトウェア開発のセキュリティ面における重要な課題に対処するための実践的なアプローチについてIan Lewisさんにお話しいただきます。
Supply-chain Levels for Software Artifacts (SLSA)フレームワークの紹介から、Google Cloud上でのソフトウェアサプライチェーンセキュリティの強化を支援する方法を解説いただきます。
ソフトウェア開発者、インフラエンジニア、セキュリティ専門家、またはソフトウェアサプライチェーンのセキュリティに関心を持つ方々にとって、非常に有益です。Ianさんの豊富な経験と専門知識から得られる洞察は、参加者にとって現代のソフトウェア開発環境におけるセキュリティの重要性と、それを強化するための実用的な方法を理解する上で重要な助けとなるでしょう。
Google Marketing Solutions の Github から学ぶ Google Style Guides
Github の gTech, Ads 領域が公開しているソリューションを使って、Google Style Guideなどを紹介させていただきます。 Ads 領域に関わらない人でも Github のコードを通して、Google Style Guide や Unit Test の書き方など学べる点が多くあります。特に、MLOps などでは機械学習のコードでも Unit Test は必要になってきます。上記話を簡単にご紹介させていただきたいと思います。
⛳️ Track2 / 花火
⏰ 16:30-16:50
Sho Tanaka (tsho) (@tshowis) / Technical Solutions Consultant, Google gTech, Publisher, ML/Data 領域として Github などを通して Publisher 向けの ML/Data ソリューションの提供や ML/Data に関する技術コンサルタントを担当。特に関心があるのはProduction 環境における ML 運用を考える MLOps。
💁 こちらのセッションは、GoogleのTechnical Solutions ConsultantであるSho Tanakaさんに、Google Style GuideやUnit Testの書き方などについてお話しいただきます。Ads領域に関わらない人でも、Githubのコードを通して多くの学びが得られるとのことです。
Googleのコーディングスタイルやベストプラクティスを理解し、自身のプロジェクトに適用したいと考えている開発者にとっては、非常に参考になるのではないでしょうか。
開発者やテクニカルリーダー、特にMLOpsやデータサイエンスに関心のある方々にとって、ご自身の知識を広げ、技術的なスキルを向上させるための貴重な情報源となるでしょう。ぜひご参加ください。
以上、ML/AI、Google Cloud、Style Guideのセッションをご紹介しました。セッション後には5分のQ&Aタイムがありますので、この機会にぜひ登壇者に質問を投げかけてみてください。
開催情報
GDG DevFest Tokyo 2023
開催日時:2023年12月9日(土) 10:20-18:00
開催場所:東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー Google Tokyo オフィス
イベントページ:https://gdg-tokyo.connpass.com/event/301690/
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